0人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぷはーっ!食った食った!」
とりあえず倒れてた人を助け、レストランに運び、適当にあまり物で作ると、よっぽどお腹が空いていたのか思いっきりがっついた
「よっぽどお腹が減ってたんだねぇ…どんだけ食べてなかったの?」
「軽く…3日ぐらい、携帯食糧で何とか持ち堪えてたぐらいかな…」
「森で俺が見つけて無かったら…多分お前、死んでいたな」
「あははは…まぁ、森の中の木の実や水もあるからそれなりに生き長らえたかもね…」
「あー…でも、あの森は気をつけた方がいいよ。クマとか居るし」
「あー…確かに居たな…ところで、君の名前は?」
「俺はログ。ここのコックだ。君は?」
「俺はワタリ。よろしく」
ワタリ、そう言った青年をよく見るとここの周辺ではあまり見かけない黒髪と服装だった
「んー…君は旅人?」
「そうだよ。まぁ、旅人に近い奴かな」
「え、どんなの?気になる」
「好奇心旺盛だな…まぁ、いっか…普段はあんまし教えないがな。まぁ、俺は旅で訪れた場所の文化や風土、それに特徴や政治を纏めて、他の国に売ったりするする仕事だ」
「へー!すごいな!」
「まぁ、…うん楽しい仕事だよ」
そう言って言葉を濁したワタリ…何かあるのかな?
「おいログーそろそろ店開けるぞー」
とシェフが間に入り、エプロンを付け始めた
「わっわっ!!ごめん!俺、もう行かないと!」
「あーいいよ…どしよかな…泊まる場所」
「あっ、なら俺の家にくる?」
「え、いいの?」
「いいよいいよ!一人暮らしだし。それに、君の話をもっと聞きたいな」
「それは助かる!…なら、また夜にくるね」
「おぅ!待ってる!」
そう言ってワタリはそのまま店を出て、俺はエプロンを付けて店の厨房へと入った
最初のコメントを投稿しよう!