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2 ある朝の君は……
SIDE SIRAISI
「「んー、エクスタシー!!」」
……最初はどないしようかと思った
うちにはあんなタイプおらへんし
でも、
「白石さん!」
「ん?どないしたん、切原君。」
「あの…さっきはありがとうございました。」
「ああ、気にせんでええよ。柳君の頼みでもあったしな。」
「でも、お蔭で本当の俺のテニスが出来ます。
本当に、ありがとうございます。」
でも、そう俺に礼を言うあの子の、
あの、泣きそうなのに、幸せそうな顔を見て
俺の思いも報われたんやと、
そう思った。
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