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「そー怒んなって、そんなに俺は人を怒らせるのがうまいのかねー……。」
ジョエルは自嘲気味に呟きながら頭をガシガシと掻く。
「質問の答えとしちゃー、俺はジョエルであっちで寝てるのがクロエ。此処が何処かと言うとガソリンスタンドの倉庫の中だ。
……お前が大丈夫か聞いたのは、パニックを起こしていたお前をクロエが保護して、ずっと会話が出来ない状態だったからだ。
………因みに俺達はお前に危害を加えるつもりはないし、お前の助けが必要だと思っている。ここまでは理解できたか?」
と、ゆっくりと言い含めるようにアマンダに言った。アマンダは、ジョエルの言っている言葉の意味が上手く理解出来ず眉をひそめていると。
「……うるさい、ねらんないじゃないの~」
ジョエルの声がうるさかったのか、クロエは急にムクリと起き上がりながらジョエルに文句をたれる。そのまま目を擦りながらアクビをした。
「……あれ?アマンダも起きたの?調子はどう?」
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