雪の音

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赤「悪いな…ここ待ち合わせ場所にして」 彼の前に私が立つとそう言われたから 優「ううん、大丈夫」 そう声を掛けた時に彼が身体を震わせていた事に気づいた。 優「どうしたの?寒い?」 赤「ちょっとな…長い時間ここに居て帰ろうとした時電話貰ったからさ」 優「え、ちょっと待って!いつからここに居たの!?」 赤「一時間ぐらいだな…」 そう言われたから私は驚いて 優「じゃ、じゃあ何処かのお店に入ろう?あと手を出して!」 そう言って彼が出した冷たくなった手を私の手で覆って暖めていた。
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