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ﾀﾞｻｲﾉの発言に首を捻る一同｡沈黙を破ったのは狸だった｡
｢……え､何の話し?｣
｢【コマンドー】ですよこのやり取り! っていうかこのメールのセールストーク!｣
｢シュワちゃんの映画でしたっけ?｣
｢吹替え版のね｣
ﾀﾞｻｲﾉの言っている事に飽き飽きした様子の他のメンバーだったが､その時､全員のアバターが解除されて素顔に戻る｡
｢え!?｣
｢あれ?!｣
｢……アバターが解除されていますね｡服装はそのままのようですが｣
モバゲー高生徒はほぼ全員日本人なので､TNTメンバー全員､髪と目が黒くなり､狸と田嶋は背がやや低く､yasuは逆に高くなった｡そして田嶋は髪が短くなり､髷を結える状態では無くなり､ﾀﾞｻｲﾉは顔の堀がやや浅くなった｡
｢うわっ!? テメェネカマかよ!!?｣
やや遠いところから､そんな他のプレイヤーの声が上がる｡そして別の方角からは……｡
｢やっぱりお前そういう格好似合うじゃん♪ ねぇ､お前本当に男?｣
｢うわ何すrやめっ……アッ――!!!｣
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