斉木幸雄

2/2

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
54歳 電気機器製造会社社員。 幼少期、幸雄は厳しい両親の下で育つ。両親が学に困った人間であった事もあって勉強漬けの日々を送る。お陰で1人も友と呼べる者が居ないまま国立大学政治学部を首席で卒業。その後国会議員を目指すも大差で落選する。その際父親と喧嘩になり逃げる様に自立。幼少期に憧れだった鉄道員を目指して再び勉強漬けの日々を送るが、途中で電車の仕組みに興味を持ち工業分野へ。そして試しに造ってみた簡単な機械に胸を打たれ本気で猛勉強。36歳となった幸雄は電気関連の資格全てを引っさげて大手の電気機器メーカーへ。晴れて正社員となる。 しかしその気弱さと優柔不断が災いして出世コースを外れて地方支店へ飛ばされる。斉木幸雄40歳の春である。それから14年間電気機器の出張修理で働き、その真面目さと腕前を評価されて地元で有名な頼れる修理屋さんとなる。 崩壊後、周囲の人間に押し切られてデモのリーダーへ。スピーカーの目立つ自作ノートPCを持ち歩いている。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加