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[隼人side]
隼人「じゃあ、また」
家に着き由夢と義之に別れを言う。
義之「おう。今日も夕飯に来ないのか?」
隼人「ん?あぁ…」
義之「そっか…でも、ここ1週間はろくに音姉と話してないんだろ?少しは…」
隼人「そ、それは…」
由夢「あ…」
ふと由夢が小さく声をあげた。
義之「どうした?由夢。あ、音姉」
隼人「あ…」
音姫「あ…おかえり。由夢ちゃんに弟くん」
由夢「うん。お姉ちゃんもお帰り」
義之「ただいま、音姉」
音姫「うん」
由夢と義之と言葉を交わしてから音姫は隼人を見た。
音姫「おかえり、はーくん」
隼人「う、うん…ただいま」
音姫「うん」
隼人・音姫「………」
二人は言葉なく見つめ会う。
由夢「あ…今日は私も料理手伝おうかな~兄さん…私にも教えてくれる?」
義之「えっ!?由夢がか?何か怖い」
由夢「むっ…いいから!私だって料理上手になりたいんです!!」
ぐい!
由夢は義之の手を引っ張っていく。
由夢「あ、お姉ちゃん?隼人兄さん最近、ろくな物食べてないみたいだからご飯作ってあげて?」
音姫「え…」
由夢「私が見たらカップ麺ばかりだったから。それじゃ」
由夢はそう言って芳乃家に入っていった…
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