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隼人「(ゆ、由夢…)」
隼人は由夢が去っていった芳乃家を見つめた。
音姫「ご飯…食べてないの?」
隼人「一応、カップ麺とか弁当を食べてるけど…」
音姫「だ、ダメだよ!身体に良くないよ?今日はお姉ちゃんが作ってあげるから一緒に食べよう?」
隼人「いや、でも…」
音姫「いや…なの?」
音姉は弱々しく瞳を潤ませながら呟く。
隼人「い、嫌じゃないよ!嫌なわけ…ない」
音姫「あ…うんっ!じゃあ、はーくん家に早く行こう?」
きゅっ!
私は、はーくんの手を握り歩き出した…
隼人「…///」
きゅっ…
隼人は少し赤くなりながら音姫の手を握り返したのだった…
隼人「ただいま。母さんに父さん」
音姫「ただいまです。おばさんにおじさん」
家の中に入った二人は風間家の和室に行き、仏壇に手を合わせる。
隼人「………」
音姫「大丈夫…?」
ふいに口を開かなくなった隼人を音姫は心配する。
隼人「大丈夫だよ、音姉」
音姫「うん。それじゃあ、夕飯作るからキッチン使うね?」
隼人「う、うん」
音姫「えへへ」
音姫は嬉しそうに微笑みキッチンに向かった。
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