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音姫「嫌われちゃったのかな…」
音姫は泣き出しそうになりながら弱々しく呟く。
まゆき「音姫…」
まゆきは複雑そうに呼んだ。
音姫は隼人に対して好意を抱いていた。
周りから見たら仲の良い幼なじみ。でも、音姫にしてみたらそれはもどかしくもあった…
幼なじみのお姉ちゃんでありたいように、その先も心の奥底で望んでいた。
恋人として一緒に居たいという女の子の願い。
だが、最近の隼人の態度は音姫を避けるような態度だったのだった。
そのせいか音姫は自分は隼人に嫌われつつあるんじゃないかと思い始めていた。
まゆき「大丈夫よ。隼人が音姫を嫌うことは天地がひっくり返ってもあり得ないから」
まゆきは『ある事情』を知っているためそう言った。
音姫「でも…」
まゆき「ほら…今日はもう帰ろう?下校時刻過ぎてるよ」
音姫「うん…」
音姫は小さく頷くとまゆきと一緒に生徒会室をあとにした…
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