前だけを見てる

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深雪さんと祥ちゃんを見送り 私と哲平さんはチェックインをして 部屋に入った 「わぁ~広いね バスルームガラス張りだよ こっちはベットルーム 大きいベットだよ」 少しテンション上げすぎかなって感じで 哲平さんに話しかけて ってゆうか、ひとりで喋ってた 「こんな素敵な部屋 ずっと泊まりたいね あっ、なんか飲む?」 大きなベットに寝転がっていた体を起こし リビングの方に行こうとする私の腕を 哲平さんが力強く掴んだ 掴まれた腕は少し痛くて 哲平さんの顔を見上げると なんとも言えない表情で 言葉もなにもなく 激しく唇を奪われた それはいつもの哲平さんではなかった どこか少し乱暴で キスをしながら荒々しく求められた こんな哲平さん始めて 私はそんな哲平さんを受け止めたくて 精一杯に応えた
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