前だけを見てる

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ワインをジュースのように飲んじゃう深雪さん 私も出来る限り付き合った 2本目が空になって なんの躊躇いもなく3本目を… 気持ち良くなってきてたから 私も深雪さんと同じペースで飲んでた 話はいつの間にかのろけ話になってて 私は哲平さんの素敵な所を 深雪さんは社長の素敵な所を言い合ってた 「あの人は本当は凄く優しいの 照れ屋だからあまり表には出さないけど 遠くから見守るタイプ? でも、安心するの 見守られてるのがバレバレだから あの人はあくまでもクールにしてるけどね」 「哲平さんとは真逆ですね ストレートな表現にこっちが照れちゃう あっ、でも前は分かりにくい人でしたけどね 今は哲平さんの愛に包み込まれてます やだー恥ずかしぃ~」 「私だって愛されてるわよ 愛されて… 良いのよね… 私…あの人に愛されても…良いのよね…」 酔ってるんだけど 本能の何処かが正常だったのか でもやっぱり酔ってるから 何を言ってるんだか 「もう~いいんですよ! 社長に沢山愛されちゃって~ 愛されて、愛されても 愛されまくっちゃいましょう 私も愛しちゃいまーす」 「ありがとう、薫さん」 そのあとの記憶は ってゆうか、2本目を飲み終えた辺りからの 記憶は全く無かった
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