一歩進んで立ち止まる

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すっかり勝った気分でいたんだけど その嬉しさは束の間で 「勝ったって思っただろ?」 後ろから拘束され 首筋を攻められてる 「アッン…」 やだちょっと待って 変な声出ちゃった しっかりと拘束された両手 抵抗虚しく体に力が入らなくなってきた そして耳元で 「今はここまで 早く帰って来たら この続き、してやるよ」 体が微妙な感覚に襲われてて 平常心が保てない… 「続き、今したいんじゃない?」 体は拘束したまま顔だけを後ろに向かされ 唇が触れそうで触れない所で 意地悪をする こんな気持ちにさせといて… このドS 私はこの時、哲平さんに勝つ事を 本気で諦めた
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