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暫くすると、桐乃は落ち着きを取り戻したのかこれまでされたことを具体的に話し始めた。
桐乃/帰ってきたばっかの時は問題無かったんだけど、
一週間位してから徐々に始まったの。
最初は陰口だった。始めは事実だけだったから仕方ないと思ってたんだけど、話が乗せられてって、
その後がさっき言った様にシカトが始まったの。
始めは一部の生徒だけだったから耐えられた。けど、クラスから、学年に広がって、それからはあんたの思うとおりだよ。
京介/ようするに、下の学園や部活にまで広がったと?
それで最近、部活を休んでるのか。
桐乃/うん。もうこれ以上言いたくない。
趣味に没頭しようとしても没頭できないし、モデルの仕事も集中できない。
京介/もう言わなくていいよ。桐乃が辛い思いをしてるんだから、これ以上兄として放置しておくわけにはいかない。
明日にも親に話した方がいい。
桐乃/でも……
京介/もう、悩んでる場合じゃない。俺も付き合うから親に話そう。
桐乃/うん、分かった。
京介/今日はもう寝よう。明日、夜にでも親に話そう。
そういうと桐乃は寂しそうにいった。
桐乃/なんか寝れないから一緒に寝ちゃだめ?
京介/流石に一緒にはまずいよ。
桐乃/お願い、今日だけでいいの。
京介/わかった、わかった。桐乃の部屋に俺が布団を持って行って、俺は桐乃のベッドの隣で寝る。
それでいいだろ?
桐乃/うん、有難う。
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