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「て、ことがありました」とため息混じりに私は千草先生に愚痴を言っていた。ＨＲが終わり、私はすぐに職員室に行き、千草先生に逢いに行った。千草先生は、面白そうに爆笑していた。
「笑い事じゃないですよ！」
「ごめん、ごめん。話を聴いてるとつい笑えて」こっちは真剣に悩んでいるのにとは思いながらも、まぁいいかという気持ちもあった。
笑っていた表情から一転して、真面目な表情に変わった。
「私はちゃんと、こういうことがあったのでみたいな話しはしといたよ。本人を責めないでくださいとお願いもした。けど、実際守ってくれなかったみたいね」
「むしろ、私の甘えだと言ってきました。何も知らないからああやっていえるんですよ」私は俯きながらそうつぶやいた。
千草先生はそんな私に優しい言葉をかけてくれた。
「私はちゃんと花音が頑張って乗り越えてきた姿を見てるから。大丈夫」そういわれるだけでも安心できた。
「また、甘えにきてもいいですか？」
「もちろん！いつでも甘えにおいで」そう言ってもらえるだけでうれしかった。
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