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あと1時間は寝れる。そう思い、布団の中でごろごろするが寝れない。あきらめた私は布団から出て、自分の部屋へと向かった。
部屋に入り、私は勉強机の前にあるいすに腰掛けた。
「はぁ...」ため息が出てしまった。嫌な記憶がまさか夢の中に出るとは。しかも、なんで教室に戻る今日に...。気持ちが重たくなってしまうのも無理はなかった。
やはり不安なのだろう。私はちらりと机の上に貼っている紙を見た。これは先輩からいただいた大切なもの。ここには私を励ましてくれる言葉が書かれていた。いつもこれを見ると、元気が沸いてきた。今日も少しだけ元気をもらおう。
怖いのは分かるし、不安なのも分かる。だけど、もう甘えないと誓った。私は不安な自分に何度も“大丈夫”と言い聞かせた。私はもう1年前の私じゃないんだ。もう、大丈夫。
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