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あなたに 出会ったのは
いえ 正確には あなたを知ったのは 机に書いた 私の愚痴だった
昭和52年 秋も深い11月
朋子は、定時制の二年目。
四年制の定時制の高校に通っていた
昼間は 空港にあるお土産店で働いている。
定時制には いろんな年齢の いろんな職業の人がいて 毎日が楽しかった
四年生の先輩に 告白され、 付き合うかどうか 悩んでいた朋子。
二度ほど デートもしてみた。
自衛官で 高卒の資格をとるためにきていた彼は、
見た目は 横浜銀蝿の翔に激似で 朋子は、少し 惹かれはじめていた
が
友人から 衝撃的な話を聞いてしまった
とも! ともと付き合えるかどうか、 先輩たち 賭けをしたらしいよ!
先輩が落とせたら みんなが先輩に1万づつ 支払うって!
こんな話を聞いてしまった朋子は 一気に熱がさめてしまった
授業が終わり 玄関にいくと 先輩が 朋子を待っていた
朋子は いつもなら お待たせ~ と行くが 完全に無視した
先輩は、 なぜ怒ってるのかわからず
待てよ! なんなんだよ!
と追いかけてきた。
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