第1話「電脳戦隊デジタレンジャー結成!?」

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――場所は変わり街の中。 俗にいう都会というところだろうか? ビルが建ち並び、人が溢れている。 その中を走る2人の青年がいた。 「仁!早く走れ!」 「なんなんだよもう!もう無理」 「バカ!追いつかれるだろ!」 人混みをかき分けて、どこへ向かうのか海斗たちでさえ分かっていない。 海斗たちを追う集団は7人か8人、いやまだいるかもしれない。 黒いスーツに真っ黒なサングラスを掛けた屈強な男たちだ。 海斗たちには追われる理由が全くもってわからない。 「何なんだよあいつら。俺たちが何したっていうんだよ」 「海斗何かしたんでしょ!またゲーセンで負かした相手に嫌味でも言ったんじゃないの?」 「そんなことするわけないだろ!今日はまだ大人しい方だったって」 「前科はあるじゃんか!」 仁が息を切らせながら声を荒らげる。 「うるせー!そんなことより逃げるぞ!」 2人は路地裏のゴミ置き場の中に身を隠した。 ゴミを被ってカモフラージュする。 「めっちゃ臭いんだけど!」 「海斗黙って!」 息を潜め隠れた途端に路地裏のゴミ置き場は黒スーツ集団に囲まれた。 黒スーツは合計9人だったようだ。
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