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――目が覚めたらそこは街中のゲームセンター。
筐体の椅子に座っていた。
現実と全く変わりのない世界に驚く海斗。
自分の手を握ったり開いたりしてみる。
感覚もある、目に映るものも普段と変わらない。
匂いさえ感じる。
これが栗田の開発した電脳世界。
デジタレンジャーの世界だ。
ふと隣を見ると、仁がまだ目を覚ましていない。
「おい、仁!起きろ!」
仁の体を揺さぶる。
「えっ?」
寝ぼけたような声を出しながら仁が目覚めた。
「ここは?」
「ゲームの中だ!」
「本当にこれがゲームの世界?リアル過ぎる。って言うかリアルだ」
ちなみに、ここで何をすればいいのか、どこへ行けばいいのか、海斗も仁も全く知らない。
とりあえず2人はゲームセンターの外へ出ることにした。
街の中を歩いている人たちもみんな本物と相違ないくらいリアルだ。
とりあえず、RPG要素ということで街の中を歩いてみることにした2人だった。
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