chapter1

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「始めましては。東雲大空さん」 今俺の目の前でにこやかに挨拶をしたこいつはいったい誰だ? 「申し遅れました。私、異世界情勢管理局告知勧誘部要請係りのノエル・リーンと申します。以後ノエルとお呼び下さい」 異世界情勢管理局告知勧誘部要請係り?なんじゃそりゃ 「異世界情勢管理局告知勧誘部要請係りとは、異世界の情勢管理が主な仕事で今回とある異世界の情勢が悪化してしまい、異世界情勢管理局情勢調整部悪化防止係りのエル・コード係長の要請で、私ノエル・リーンがあなたに異世界の新勢力として白羽の矢が立ちました。このことに関してですが、主神3名の会議の結果56銀河系124惑星352ヶ国12356807252人の中からあなたが選ばれました、辞退する事は可能ですが要請に応えて頂けるのであれば向かっていただく異世界の主神からあなたに色々なサービス、もしくは要望を可能な範囲で答えるとさえ申しておりましたが、如何なさいますか?」 「……それを受けたら今ここに居る俺はどうなる?死ぬのか?」 「お受け頂けるなら、あなたが辞退された後の変わらぬ日常を生を終えるまであなたのコピーが謳歌します。これは辞退された後の未来のお話ですが今日から34年後の52歳と4ヶ月の9月にあなたは御結婚なさいます。お受け頂けばこれはあなたのコピーがする結婚に成ると言う形に成ります」
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