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思えば、奇妙な面接であった。
不況の真っ只中、森田寛子はがけっぷちにいる思いで、面接を受けていた。
だって・・・・・・・・・・
もうハローワークのオヤジはねちっこい質問にたえられない!!
思い出すだけで身震いしてくる。
「どうして仕事ないのかなぁ~」
「色気がなさすぎなんじゃないの?」
面接の質問よりもセクハラなことを平気で言う。
それに指先まで脂ぎっていて・・・・・
貰う紙には必ず、脂のついた指紋がべったりついてくる。
てかった頭では、足りないくらいの脂が出ているのか・・・・・・・・・・・
それが耐えられなくなっていた。
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