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「おはよー。桜」
「おはよー。」
はじめまして。私の名前は桜。
どこにでもいる中学１年です。
どこにでもいるというのは、顔はよくいるブスでもない顔。
まぁつまり、平々凡々。
頭も中の上。
彼氏いない歴１２年。
平凡過ぎてつまんなーい！
けど、皆は可愛いって言ってくれるんだ！お世辞だろうけど…
「ねぇ桜!!これ見てよ！これ！」
この子は中学で仲良くなった友達。
顔は女子から見ても可愛いと思う。
でもこの子は…
「キャーー!!!夜リクオ様カッコイーーー!!!!」
この通りちょっと…いや、かなりオタクである。
「はいはい。あんたは相変わらずぬら孫ばっかりね。飽きないの？」
「飽きるわけないじゃん！こんなにハマる漫画はないよ～(笑)」
「そりゃ良かったわね。」
ガラガラッ
『おーい！ホームルームはじめんぞーー』
「やべっ 後でね！」
「うん」
キーンコーン カーンコーン
「わぁーい！放課後だぁー。本屋行こっ♪桜」
「分かった分かった」
はぁー……。最近こればっか。
寄り道は好きだけど、たまには他のとこに行きたい…
「買った買ったー」
「ちょっと買いすぎじゃない？」
「そうかも…今月ピンチだよ～(>_<)」
「じゃあしばらく寄り道無しね！」
「いやぁ～(>_<)桜が奢ってよぉー」
ガクガク
うわぁ 頭が揺れる～
ブッブーー！
「桜!!危ない!!!!」
えっ！？
キキーーーッ
キャーーー!!!
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