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就寝時間を過ぎた22:30。
疲れが溜まっている身体でこそこそ話をしている部屋の人何名か。
押さえつけられるような雰囲気に息苦しい人1名(笑)
その1名は俺。
もともと霊が多くて空気が重いのに加えて俺をみている視線のせいで、かなり身体が重い。
しかも、副会長という立場のせいで注意するために、誰が喋っているかを特定する必要があるので、さらに神経がすり減っていく。
「ほらー、寝なー?せんせーに怒られるよ?しかもー、俺がめんどいからー、やめてくんないー?」
最後に本当に迷惑なやつら、とボソッといえば、部屋が静かになった。
「霊」の方。壁の高い位置に設置されている窓のところにいる霊に意識をむけ、ジッ、っと睨めば、大きな顔が浮かびあがってきた。
時間がたつにつれ、大きな顔がさらに大きくなり、スゥッ、っと小さくなった。
何かと思い、目を見開くと首が伸び、窓を通り抜け、女の顔が部屋のなかに入ってきた。
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