第二章 新しい生活

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蒼「はぁ。ゴホンッ。失礼しました。見破られたのは初めてなのでびっくりしてしまい。君…いや狼。私はあなたの事を気に入りましたよ」 副会長は俺の前まで来て顔を近づけ始めた。 ……ん?顔を近づけるだと?……ちょっと待て! 俺は咄嗟にサッと右に避けた。 狼「なっなにしようとしてるんですか!!///」 蒼「何ってキスですけど」 狼「っ///」 平然と答える副会長に恥ずかしくなり、俺は校舎の方に走って逃だした。 蒼「おやおや。逃げられたのも初めてですねぇ。さらに気に入りましたよ。狼。クスッ」 ?「ktkrrrrrrrr!!!!!!!!」 茂みの中にいた人間が急に出てきて意味の分からない単語を発したのにも関わらず副会長は落ち着いたままだった。 蒼「ん?由秋(よしあき)じゃないですか。何をしているんですか?(黒笑)」 由「すいませんっしたぁぁっっ!!」 副会長に由秋と呼ばれた男はものすごいスピードで校舎に走って行った。 蒼「ふふふ」 副会長もそのあとゆったりと歩いて校舎に戻って行った。 蒼「そういえば…。狼は理事長室の場所を知っているのでしょうか?まぁ大丈夫でしょう。この学園はそこまで広くないですから」 ……十分広いです。つか広すぎますよ……。
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