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コンコンッ
?「どうぞー」
狼「失礼します」
俺はドアノブを回して中に入った
ガチャッ
するといきなり黒い影がこっちに来るのが見えた。俺は一歩左に動いた。
ゴフッ
右の方で何かがドアにあたる音がして、溜息を吐きながら黒い影の人の方に視線だけ向けて話しかけた。
狼「……何してるんですか。理・事・長」
櫂「そんな他人行儀じゃなくて、叔父さんって呼んでよ!狼君!」
狼「お久しぶりです。郁斗さん」
俺は相手してるのが無駄な体力を消耗するだけだと思い、叔父さんの秘書の坂間 郁斗(さかま いくと)さんに挨拶した。
郁斗さんは昔からの知り合いでよく遊んでくれた優しい人だ。
郁「あぁ。久しぶり狼君。元気そうだね」
狼「はい」
櫂「無視!酷いよ狼君!」
狼「この学園広いですね。お金かけすぎじゃないですか?」
郁「まぁ。計画したのがバk…ゴホンッ理事長だからね」
狼「その人に金かけすぎです馬鹿って言っといてください」
櫂「ちょっ!本人いるから!君の隣にいるから!つか郁斗お前馬鹿って言おうとしたろ!」
あぁ―うるさい虫がいますね。
櫂「狼君!声出てるよ!今のわざとでしょ!!」
狼「郁斗さん。この学園の説明お願いします」
郁「分かりました」
櫂「……(´_`。)グスン」
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