異世界の少年

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トリステイン王国 王室 ルイズたちは勲章授与式が終わったあと学院に戻った。 ここにはネギ、アンリエッタしかいない。 ネギ「ぼっぼくにですか?」 アンリエッタ「はい、こちらにきて間もないのに無理を頼んでるのは承知です。しかしわが国はもはやいつ戦争になるかわかりません。次に備える戦力を身に着けたいのです。」 ネギ「はっはぁ…。」ネギはおろおろとしてアンリエッタをみる。 ネギ(困ったことになったなぁ~。僕はここの世界の人間じゃないし、異世界の人間がここまで突っ込んでもいいのかなぁ...?かといって戦争を黙って見過ごすわけにはいかないし...) ネギ「わかりました。引き受けましょう。ただし条件があります」 アンリエッタ「条件とは?」 ネギ「姫様はさっき僕の世界の魔法を教えるようおっしゃいましたが、それは不可能です。こちらとそちらの魔法はずいぶん勝手が違います。こちらの魔法を学ぶと自分の魔法を使えなくなる可能性があるのです。ですから、僕の役目はそちらの魔法の発展と、生徒たちの魔法強化といったことしかできないということです。」 アンリエッタ「驚きました。こちらの魔法はもう十分にご理解しているのですね?」 ネギ「はい学院で少し調べさせていただきました。それともう一つ。僕は人を殺したくありません。そのことを承知の上でならこの任務を受けましょう。」 アンリエッタ「わかりました。そちらの条件をのみましょう。どうかよろしくお願いします。ネギさん。」 ネギ「はい!姫様のためです。お安いご用ですよ。」ニコッ アンリエッタ「~~っ!!」(またです...この子…ウェールズ様の面影が…) ネギ「では僕はこれで失礼します。」 アンリエッタ「あっはい。…あの!」 ネギ「どうされましたか?姫様?」 アンリエッタ「アンリエッタと…2人でいるときはアンリエッタとお呼びください、ネギさん。」 ネギ「わかりました、アンリエッタさん ではまた後ほどご報告いたしますね。」バタン アンリエッタ「ネギさん…。」 アンリエッタはどうしてネギに気にかけているのかまだわからなかった。
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