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女生徒の名は水川美奈。拓也とは小さい頃からの幼馴染だ。しっかり者の美奈に、拓也はいつも助けられていた。現に今だって拓也は美奈には頭が上がらない状態。
「そんなに外ばかり眺めて楽しい?」
「ああ。なんか起きるんじゃないかって思うんだ」
「こら!何授業中に話しているんだ。桐谷、もう一度読め!」
「いっ!」
先生の言葉で慌てて席を立つ。
「・・・・・・起きたね。ちなみに44ページだから」
自分と話していたのに何故美奈は先生の話を聞いていたんだと疑問にもつが深く考えずにまた、拓也は教科書を読み始めた。
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