秘密

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「圭太、大丈夫?」 声には出さず 口の動きだけで尋ねる私に 軽く頷いて 圭太は、通路を指差した。 省エネなのか 旅館なみの控え室とは 打って変わって薄暗い通路は ここが葬儀場という事もあって どこか不気味な雰囲気だ。 「ね、今の話どういう事? パパがB型でしょ。 で、ママがO型だったら・・・ 生まれてくる子供はBかOだよね? でも・・・圭太は確か・・・」 「あぁ。    俺は・・・A型だ」
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