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手早く制服に着替えて
降りていくと
ペットボトルのキャップが
大量に入った袋を持ったパパが
情けない顔で途方に暮れていた。
「おはよ、礼花。今日プラゴミの日だろ?これも一緒に持ってけばいいのかな?」
「ん?ママはスーパーに持っててたよ。じゃあ、今日、夕食当番で買い物行くから、私ついでに捨てとくよ」
「そうか。頼むな。本当、ゴミの分別って細かいよな~」
「だね。ちゃんとしてないと坂本のおばさんに怒られちゃうし」
「うん。パパあの奥さん苦手」
「でも、ママの親戚の人なんでしょ?」
「・・・だから余計になぁ・・・」
パパ、坂本のおばさんと何かあったのかな?
確かここに家を建てたのは
出張が多くてあんまり家にいないパパの変わりに
坂本のおばさんに子育て手伝ってもらう為だったってママから聞いてるけど・・・
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