それからの4人

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「言い訳だけど・・・ あの時の俺、一杯一杯で。 ユリナと礼花、2人を大切にするなんて器用なこと、自分には出来ないって思ったんだ」 「・・・」 「自分と似たような弄れた連中ばっかとツルンでた俺にとって、お前は純粋で愛されて育った奴独特のオーラを放ってて。 お前といると、世の中捨てたもんじゃないなって自然と思えるっていうか、素直になれるっていうか、とにかく礼花は俺にとって特別な存在だった。 けど・・・それと違う意味で ユリナも俺にとって大切な存在で。 目の前で弱ってるユリナ見て 今、俺が支えなきゃこいつダメになっちゃう。俺、絶対あとで後悔する。そう思って・・・ それでお前と別れるしかないって。 メールで、あんな簡単に・・・。 本当にっ、ゴメンっ」 「・・・そっか。うん。 やっぱ、そうだったんだ。 あの時は正直かなり落ちたけど でも今はもう、大丈夫。 ほら、私も大人になったし(笑) 今日は会えて良かったよ。 なんとなく分かってたつもりだけど・・・ やっぱ仁の口から、ちゃんと聞けて すごくスッキリした」 「本当、ヒドイ奴だよな俺。マジ、ごめんな」 「そこまで反省されると、仁らしくない(笑) でっ?ユリナさんは、いったい誰と結婚するの?」
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