それからの4人

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背中越しに伝わってくる 仁の鼓動が切ないリズムを奏でている。 本当は・・・ 今すぐにでも 懐かしい胸の中に飛び込んでしまいたかった。 でも・・・ あっけなく終わってしまった恋を また簡単に始めるには、 私たちの傷は深すぎる。 もし本当に・・・ 私の居場所が仁の横なら きっと、その時は巡ってくる。 ううん・・・ 必ず自分の手で 運命の糸をたぐり寄せてみせる。
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