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不自然に固まった私を見て、伊ヶ谷先輩は私の顔を覗き込む。
「ん~?お前、どっかで……」
"お前ら死にたいの?"
"お前ら死にたいの?"
あの台詞が頭の中をジェットコースター並みに駆け回る。
ヤバイ、ヤバイでしょ、この情況。
しらばっくれるしかない。
「ナ、ナンノコトデスカ。ワタシハアナタノコトナンテコレッポッチモ……」
「あ、あの時の輪ゴム女」
……あっさりバレた。
片言でしゃべった私の頑張りを返してください。
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