1人が本棚に入れています
本棚に追加
それから1週間後。
また、聖夜先輩に会うことになった。
聖夜先輩は私に何やら言いたげな顔をしていた…
私もそんなに鈍感な訳ではないから聖夜先輩の言いたい事は何となく分かった。
私は聖夜先輩に一言「聖夜先輩、今から河辺に行きませんか?」
もちろん、聖夜先輩は「えっ!?」この反応。
「良い場所しってるんで!」私は無理矢理聖夜先輩を連れていった。
私は今の空気を変えるために聖夜先輩とひたすら歩いた。
気づくと聖夜先輩は疲れた顔をして私を見ていた。
「あ、ごめんなさい(>_<)」
「大丈夫だけど、今日どうしたの?
何か変だよ?!」
「私はたださっきから聖夜先輩が元気ないから良いところに連れていこうと思って…すいません。」
「俺は大丈夫!
ありがとな、嬉しいよ♪
あ、夕陽が今日は綺麗だな!」
「はい、私が行きたかったのこの少し先にある展望台なんです♪
まだ行けますか?」
「うん、大丈夫!
じゃあ行こうか!!」
聖夜先輩はまた優しい顔をして私の手を引っ張った。
私たちは手を繋ぎ展望台を登った。
そして私たちは何も言わずただ夕日が沈むのを二人で見つめた。
最初のコメントを投稿しよう!