世界のはじまり

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小さな世界には夜も昼もなかった。 空に有るものはただ、月に似た光が2つ ぽつりと浮かんでいるだけだった。 小さな世界はいつもほの暗く、あたたかな弱い光にみちていた。 少女は目覚めた時のまま何も身につけてなかったが 小さな世界はいつも母の懐にいるようにあたたかかった。
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