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ドリタ「おっしゃ任せろ!」
ドリタがティハノの手に触れると水がみるみる蒸発していって跡形もなく消えた。解放されたティハノは、肩を上下させながら荒々しく息をした。セキルを吹かせながら待っていたガライアは出てきたティハノに近寄る。
ガライア「済んだみたいだな」
ドリタ「済んだじゃねぇよ!死んだらどうすんだよ!やり過ぎだ!」
さっきは見えなかったガライアの守護精霊が見えた。
サヤ「ちょっとあなたね、頼んでおいて第一声がそれですの?なんて礼儀しらずなんでしょう」
ドリタ「確かにあんたらのおかげだ、感謝はしている…だが、限度ってもんがあるだろうが!」
ガライア「こいつみたいに強いやつはこんぐらいしないと目覚めないだろうさ」
ティハノ「なんで助けて欲しい時に助けてくれなかった。これだけの力があればシアは…。俺に構うなほっておいてくれ」
ガライア「友がいなくなって独りで生きていくつもりなのか?」
ティハノ「一人でも生きていける。約束を果たすまで俺は死ねないんだ」
ガライア「たく…少しは人を頼れ。ガキが心配している人の言葉をむげにするな。後で後悔するぞ。そして俺の頼みを聞いてくれ」
ティハノ「結局は自分の為かよ」
ガライア「まあそうなるな。力を出させてやったんだいいだろ。俺の国に来てくれ。国が滅んでしまうかもしれない」
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