吉本阿月

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「実はさ…」 さっきまでの明るさとは違い、田中の口は重い。 そしてそこから出る言葉の重みも、全然違った。 「あいつの彼氏死んだんだ」 あー…。もう梅雨なのかな。 止まない雨が彼女に降り続けてる。
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