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ゼウス「ごめんね」
ハデス「聞こえるんだから仕方ねェだろ」
申し訳なさそうなゼウスパパと開き直ったハデスお父さん……長いなハデスパパでいいか。
リヒト「しこうがよまれたり」
メイト「ふしぎなことがあるから」
リメ「「しんじざるをえないだろ」」
思考を読まれたことに対する謝罪(?)に反応せず認めることに対する返答をする。
俺らの中では思考を読まれることについては、もう終わったことだった。
ゼウス「マイペースだね……」
ハデス「さすが俺らの子供だなァ」
どこか嬉しそうな大人2人。
ゼウス「さて、そろそろ本題といこうか」
微笑んでいた顔を仕切り直すように引き締めて堅い口調で喋り出す。
俺たちも王座に座り直す。
ハデス「さっき言ったがハーレム野郎は異世界の神に好かれている」
ゼウス「そしてハーレム野郎の魂を手に入れるため、何度も世界に干渉を繰り返した」
淡々と語られる話。
少し緊張で苦しい。
ハデス「んで今回、勇者召喚と言う形でハーレム野郎を手に入れた」
ゼウス「自分の世界に連れてきたらもうこっちのもの」
ハデス「魔王を倒せとか、もっともらしい話をでっち上げて魔王と相討ちになるようにしむける」
ゼウス「死んだ勇者の魂は無条件で神界に送られる」
ハデス「そして神界で住まなくちゃならねぇよう仕向ける」
ゼウス「一応神だから魂の操作ができる、要するにハーレム野郎とは一生一緒」
苦々しい顔で語るハデスパパと無表情のゼウスパパ。
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