いざッ!

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ゼウスパパの白くふわふわの羽 ハデスパパの黒く滑らかな羽 明人と笑いあう。 新しい世界に来るのに多少不安を感じていたから、こんな空間があるとすごくありがたい。 『どうデス?』 唐突に部屋(もはやベットじゃない)に響いた声。 姿は見当たらない。 リヒト「外にいるのか?」 『はいデス。そこにはあなた達が許可した人しか入れませんヨ。機能の説明しますデス』 上級っぽい精霊のたどたどしく聞き取りにくい説明をまとめるとこうだった。 まず この部屋は神力を流すと自由自在に部屋を増やしたり減らしたりできるらしい。 生活空間からプライベートルーム様々な部屋を作ることができるとのこと。 外から入るのも俺たちが許可した人しか入れないし、物理も魔法もきかない最強のテント(もはやベッry)。 このテント(もはやベry)は使わない時は分子レベルまで分解されて空気中に漂ってるらしい。 使いたいときは神力を流して呼び出したらいいらしい。 基本神力を使わないとこのテント(もはやry)は扱えないらしい。 なぜ魔力じゃなく神力にしたのか?そう聞くと 俺たち専用にしたかったから!人間が使ったりしないように!って言われた。 神力は神やその子供しか扱えない力だからこのテントは人間に使われる心配はない。 あと精霊力とかもあるらしい。俺たちは精霊力も持ってるから精霊特有の魔法の腕も磨こうと思ってる。 100年の修行である程度使えるが、やっぱり本場の精霊に教えてもらった方が良いだろうしな。 『今日はゆっくりしてくだサイ!私たちももう寝るから、またいつでも頼ってくだサイ!』 そう言ったっきりテントの外で離れていく気配。 精霊特有の魔法を教えてもらうときに頼ろう。 メイト「良い奴らだったな」 リヒト「ああ」 事前に俺たちはパパたちの子供だから、パパたちが造った生き物やその子供には愛し子として扱われるって聞いてたが…… まさかこんな高性能なものをくれるくらい慕われるとは思ってなかった。 最初は復讐のためだけに世界神を殺そうと思ってたが気が変わった。 この世界のパパたちが造った生き物が過ごしやすくなるようにと、復讐のために 世界神を殺す
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