1831人が本棚に入れています
本棚に追加
/189ページ
呆然と呟くギルマスをチラリと見やる。
精霊に聞いていたゆうは極力喋らず笑わずだったらしいから、鼻を押さえてニヤニヤしているのを見て驚いたんだろう。
『椅子、作ったから座って』
ふと声をかけられては声の方を見ると、創造の精霊がふわふわの椅子を作ってくれていた。
王の椅子に座ってたけどゆうに抱きつかれて立ち上がってたんだよな。
ギル「優真……?」
ユウマ「……なんだ?」
恐る恐る声をかけたギルマスに声をかけられた瞬間無表情になるゆう。
2人で椅子に座りながらその光景を眺める。
精霊はお礼を言うと照れたように消えた。
ギル「あいつ等はお前の知り合いか?」
王「……少し話をいいか?」
ごちゃごちゃしそうなギルマスとゆうを見ていると王に声をかけられた。
リヒト「なんの話?」
明人と2人手を繋ながら聞くと少し戸惑った様子の王。
……最初自分と喋っていたのはどちらかわからないんだろう。
このままだと話が進まないな。
最初のコメントを投稿しよう!