狂った彼の……

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翌朝 ユウマ「……ぅわああああああ!!」 ダダダダダダダダッバンッ ギル「どうし、た!?……は?」 騒々しい音に渋々といった感じに覚醒する頭。 久しぶりにぐっすり寝たな。 メイト「ぅるさい~」 スリスリと擦り寄ってくる明人に、もう一度沈みそうな意識のまま擦りよる。 ユウマ「え、は?りぃ?めぃ?」 リメ「「ん~?」」 まさかと言うようなゆうの声に生返事を返すと静まり返る部屋。 少し違和感を感じて起き上がる。 寝起きに弱い明人は寝たままだ。 リヒト「ゆう……大丈夫か?」 ユウマ「大丈夫だ問題ない」 鼻からゆう曰く赤い忠誠心を流し食い入るように俺たちを見るゆう。 大丈夫じゃないと思うのは俺だけじゃないはず。 あ 目を擦る手が小さいことで、そういやゆうが寝てからブレスレット外したかと思い出す。 パパたちがくれた着流しは便利で子供サイズに縮んでいる。 なんか説明めんどくさいしもう一度寝るか。 そう思って掛け布団を引っ張る。 ギル「なんだこいつら可愛いすぎだろおぉぉぉ!!」 突然掛け布団が消えたと思ったら締め付けられる感覚。 ギル「ちっせぇほせぇかわえぇ」 ぎゅうぎゅうと明人と2人で抱き締められて固まる。 久しぶりに感じるお互いやパパたち以外の体温。 いやだ こわい なによりも メイト「理人に……」 リヒト「明人に……」 リメ「「触るなあぁぁぁあ!!」」 力一杯……したら死ぬから手加減して突飛ばし、お互いに背を向け半身になって構える。 フーフーと息があらぶり魔力が体の中で走り回る。 ギル「我が一生に悔い無し……」 突き飛ばされたギルマスは訳のわからないことを言って気絶した。 警戒してたのに、無駄だった?
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