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明人SIDE
眠いと言って眠ってしまった理人。
青い小鳥の姿の理人の首を指先で撫でるとすり寄ってくる。
可愛い……。
食べてしまいたい……ごほんっ。
ちょっと思考が危ない方向に行ったけど心の奥に押し込んでゆうを見る。
片手で女子の首を持って持ち上げているゆう。
すごい力持ちだな……。
ざわざわと騒がしい周りは、ゆうのことが怖いのか女子を助けようとしない。
「ぐっ、はッ……ゆぅ、ま様」
苦しそうな女子を見つめる目は冷め切っているらしい(精霊談)
背中向けられてるから見えないんだよな。
あの女子死ぬかなー。
ま、理人を叩いたんだし自業自得かな。
顔が青白くなってきた女子。
手もだらんと垂れ下がっている。
そろそろ危ないかなー?
消えそうな灯火を眺めていると走ってくる音。
メイト「タイムリミット」ボソッ
「そこまでだ!」
呟いたと同時に飛び出してくる人影。
緑色の目で風紀委員の腕章を付けた青年。
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