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瞬間
パアァァ
リメ「「っ!?」」
眩い光と体の中で何かが壊れる音。
なんだ?
戸惑いでお互いの手を強く握る。
パンッパンッパンッ
光が収まると同時に響く拍手の音。
ゼウス「おめでとう……いや、お帰りかな?」
嬉しそうに笑うハデスと意味の分からないことを言うゼウス。
いい人たちかと思ったが頭のおかしい奴らだったのか?
警戒を強める。
ハデス「今から説明してやるからそんなに警戒するな」
困ったように笑うハデス。
いい人、なのかも、しれない。
いや、まだどんな奴らかわからないしもう一度情報集めからだ。
メイト「せつめい」
リヒト「きかせて」
こてんと2人で首を傾げる。
慈愛に満ちた表情のゼウスとハデスに頭をなでられる。
何故か撫でる手がとてつもなく心地いい。
本当に俺たちはこの人たちと初対面なのか?
ゼウス「あぁー可愛い……。ゴホン、説明するからよく聞いてね?」
緩みきった顔を引き締めるためか、気まずかったのか取り繕うように、わざとらしい咳をしたゼウス。
ハデス「あれぁいつだったかァ?」
その後ろで思い出すように遠くを見つめるハデス。
そんなに昔なのか?
どう見ても2人とも20歳後半?みたいな容姿なのに。
そんな俺たちの疑問をよそに話は始まる。
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