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数分後意識を取り戻した青年は、自分は神であり、雪那に自分のミスで雪崩れをおこしてしまい、またミスで雪那がこの場所に迷い込んでしまって諸事情によりもとの世界に戻せないから、お詫びに異世界に行かないか?と話した。
「どうかな?もちろん雪那の願い事も聞くよ!」
「ねぇ、その世界にも雪はちゃんとある?」
「もちろんあるよ!ちなみに雪那を送ろうと思う国は一年の3分の1は雪に覆われてるし、近くの山は少し上がれば一年中雪に覆われててキレイだよ。」
「異世界行く!すぐ行こう!スキーやり放題だ!楽しみ~」
「あ……でも向こうではスキーの文化ないよ?まずその世界では雪で遊ぶ習慣が余りないからね……もっぱら見て楽しむ方かな?」
「……」
「やっぱり、やだ?
なんなら、僕の力で文化を変えようか?(雪那にはどうしてもその世界に行って欲しいからね、その位なら……)
どうする?」
「大丈夫、そのままでいいよ!
無いなら、スキーを僕が流行らせればいいだけだよ!!みんなにこの楽しみを知って貰うため頑張るよ!
今から楽しみだよ!!」
「そっか、それはいいね!
さすが我が……」
ドッカ-ン
「言うなー!このボケがー!!」
「イテテテ……は!
ミリア!」
「なにを言おうとしてたのかしら?あ・な・た?」
「ヒィ!ごめんなさい!!」
「後で分かってるわよね?」
「はい……」
「よろしい、雪那?このばかがごめんなさいね、私はミリアよろしくね?」
「は、はいよろしくお願いします。」
「緊張しなくても大丈夫よ?貴方にはしないから。あと、普通に話して欲しいわ?」
「うん、分かった!改めてよろしくね!」
「ふふ、よろしく
さて……いい加減起きなさい馬鹿者が!」
シュッ!
「はい!」
「雪那にはやく願い事聞きなさい!」
「はい!
雪那願い事をいって?
何でもいいよ。あ!ちなみに雪那が行く世界は魔法世界だから、ある程度能力とかその世界で生活しやすいようにしておくね。」
「うーん、じゃあ地球の義両親や僕と関わった人の僕の記憶を消して?」
「え?いいの?」
「だって、僕を助けてもらったのに恩を仇で返したくないし、それに……」
「それに?」
「それに……義両親達を悲しませたくないから……」
「そうか……(いい子に育ったな……)分かった!
彼らの雪那の記憶を消しておくね。ついでに彼らが幸せにこれからも暮らせるようにサポートするよ。」
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