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ここは天界のとある科学省。
アザゼル「どういう事ですか!!」
学天使「つまり、神槍グングニールを調べた結果、近い内に内部に貯めたエネルギーが溢れだし、暴走を始めるだろう。」
アザゼル「暴走したらどうなるんですか?」
学天使「お前もグングニールがこの天界でどのような役割を担っているか知っているだろう?」
アザゼル「はい。確かトワイライトピラーから流れてくるエネルギーを貯蓄する、ですよね。」
学天使「ああ、そうだ。近頃、エネルギーにも困らなくなり、生活も安定し、それこそこれ以上に無いくらいこの現状が続いて欲しい所だが、そうもいかないらしい。こういう一番安定しそうな時に限って問題が起こると思ってひそかにしらべていたんだよ。それで分かったんだが、グングニールのエネルギーを貯める量が容量を越えてしまいそうなんだよ。」
アザゼル「その容量を越えてしまうとどうなるんですか?」
学天使「分からないか?グングニールの容量を越えてエネルギーを貯め続けるとその器は破裂し、グングニールを中心にエネルギー配給していたのが逆流する。」
アザゼル「!!」
学天使「ようやく分かったか。そうだ、この土地からエネルギーはトワイライトピラーを通って核へ逆流する。そして、この大地は枯れ果てるだろう。」
アザゼル「それの対処法は?」
学天使「さすがに見当たらないねぇー。」
アザゼル「そ、それじゃあ天界はあと崩れ落ちるのを待つだけなんですか!!」
学天使「まてまて、なにも対処法が見つからないだけで宛てが無いわけじゃないぞ。」
アザゼル「え?」
学天使「元々このトワイライトピラーとグングニールを作ったのは地上人だ。これを作った4人の聖獣使いに会いに行くんだ。多分天界だけでなく地上界や魔界も同じように暴走するかも知れない。それを未然に防ぎ、槍を正常な状態に戻してもらうんだ。」
アザゼル「はぁ、でも地上界にどうやって行くんですか?」
学天使「ポチッとな。」
ガタンッ
学天使が怪しげな機械のボタンを押すといきなりアザゼルが立っていた所にいきなり穴が開き、アザゼルは落ちていった。
アザゼル「ちょっ、まっ、まだ準備出来てなー……」
学天使「しっかり役目を果たして来いよー。」
…そして舞台は幕を開ける。
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