夏実(なつみ)の悩み

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「あっ、私にも来てる……」 志保子が言ったあと、美弥が悲鳴のような声を上げる。 「な、何これ? どういうこと……?」 私たち三人は顔を見合わせた。 美弥も志保子も、恐ろしい物を見たような表情。 私たちはその瞬間、不安を共有していた。 「夏実と志保子には、どんなメールが来たの?」 美弥に訊かれ、私と志保子はメール画面をテーブルの中央に置いた。
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