夏実(なつみ)の悩み
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私たちに届いたメールは、全く同じ内容だった。 タイトルなしの本文のみ。 『もう貴女たちとは会いません。彼と一線を超え、友情は捨てました』 お互いのメールを確認し合った私たちは、みな黙り込んでしまう。 重たい沈黙の中、美弥が恐る恐る口を開く。 「このメール、純は何を言いたいの?」 「彼って、誰のことなんだろう?」 志保子も疑問を口にした。
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