夏実(なつみ)の悩み

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「そうしよう。お腹ペコペコだもん」 志保子が賛成し、スタッフに向かって手を上げた。 若いバイトの男性スタッフが寄って来ると、志保子は訊く。 「注文したいんだけど、店長の直哉君は忙しい?」 「あ、呼んできます」 スタッフが厨房へと消え、すぐに直哉が出て来た。 直哉は私たちの席まで来て、明るい笑顔で言う。 「今月もありがとうございます! 俺の店を、美人の女子会に使ってもらえて嬉しいよ」
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