幻想郷

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霊夢「紫、さっきの教えなさいよ。」 紫「さっきのって?」 紫はとぼけたふりをしている。 霊夢「とぼけないで、どうして彼は戻って来れたの。彼の能力は何なの?」 霊夢は少し声を荒げて言う。 紫「霊夢、そんなに怒らないで。ちゃんと説明するから。」 紫「そうね。まず、彼は、無意識に向こうに帰りたくないオーラを出しているのよ。そして、私が向こうに帰そうとしたのに帰って来たのは、それが理由ね。」 霊夢「だったら 紫「最後まで聞きなさい。彼の能力って言ったけど、正確には彼自身の能力ではないの。言うなれば他人の能力をコピーしているのよ。」 霊夢「他人のをコピーって、どんなチートよ。ありえないわ」 紫「まあ、詳しくは本人に聞かないと分からないけどね。」 霊夢「はあ。」 霊夢は大きなため息をついた。 魔理沙の家 魔理沙「着いたぜ。」 博麗神社から、大体20分で着いた。 実際にはもうちょっと早いらしい。 魔識「ここが」 そこには[霧雨魔法店]と書かれた看板が目に付いた。 魔理沙「ああ、何でも屋なんだが、まだ、客が来たことはないだ。」 魔理沙「そのかわり、霊夢の所の異変を手伝っているんだ。」 魔識(それが、原因じゃないのかな?) 魔理沙「まあ、立ち話もなんだし、入ってくれ。少し散らかっているがな」
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