祭り

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咲夜「吸血鬼と、言うだけで何があったかは予測出来るかもしれませんが、お嬢様は昔は人間が嫌いでした。ですが、幻想郷に来て少しは、人間嫌いも治りました。」 咲夜は静かに語り出した。 咲夜「あなたにとって、お嬢様方はどんな風に見えましたか?」 魔識「どんなって、普通に見えましたよ。羽が気になるのは確かですが。」 咲夜「それは、本心ですか?」 魔識「本心ですよ。じゃなかったら一緒に祭りとかには行きませんよ。」 僕は、少し笑いながら話した 咲夜「全く、真面目な話しなんですが。」 咲夜は呆れていた。 魔識「真面目な話しなのは、知っていますよ。だけど、いつまでもピリピリ感は苦手なんですよ。」 魔識「それに、咲夜さんだってわざわざ聞きに来てますが、本当は分かっていたんじゃないですか?」 咲夜「何をですか?」 魔識「僕の答え。少なくとも先程の行動を見ていたなら予想はつくと、思いますが。」 咲夜「本当、あなたの考えが読みにくいわね。」 魔識「よく言われます。」 僕は立ち上がり 魔識「咲夜さん、有り難うございます。心配してくれたんですよね。」 咲夜「私はただ、妹様が悲しまれないようにしようとしただけです。」
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