星影亭

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ニッコリ微笑む壱丸 千晶 (いちまる ちあき) 華奢な体、髪は長く肩の下まである黒髪、目が細く笑うと糸目って奴 そして車椅子に乗ってる 膝掛けの膨れ具合から膝から下が無い様に見えるな 何故か不思議そうに千晶と俺を見比べる二階堂 将寅 (にかいどう まさとら) やはり黒髪だが千晶とは対象的にツンツン頭、目の回りに隙間が無いラップ・アラウンド型のサングラス 右のレンズの下の方に②と小さくプリントしてある、シリアルナンバーか? 身長は志乃ちゃんと同じくらいだがガッシリしてるな 「何の話だ千晶」 「僕らが1人になったジョージ君を観察していたのがバレた……駐車場が地下にあると志乃から聞いてたからね、言わばラウンジから一番遠い場所から来たチョコが最初に着いた、僕らは志乃にすぐ行くと行ったが遅かったろ?……そしてチョコが僕に悪趣味だとね……確かに悪趣味だった、悪いね」 「他人任せに出来ないタイプか、他人を信用してないか……はたまた自分の目で見るまで信用しないタイプか……リーダータイプっスなぁ……気にして無いスよ……信用すんのは功績上げてからにして下さいよ」 「なるほど、確かに大人びてるね……シィが気に入る訳だ」 壱丸 千晶が両サイドの車輪に手をかける、二階堂が車椅子を押そうとしたが断る そして俺の前へ 「宜しくNO.5……ようこそ僕らの秘密基地へ、歓迎するよ」 「お招き感謝しとくっスよ……リーダー、NO.1」
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