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頭は良いがイタズラ好き
頭悪いが手が早いかもなゾッキー
拗れるまで我関せずチョコ先生
話とかは他人任せな志乃ちゃん
何故か居る八重ちゃん
さてはコイツら……まとまりがねぇな?今までもこんな感じでダラダラやってたんだな
「アンタらに任せてたら朝んなるわ、俺から質問するから答えてくれ、良い?」
「ハハハ、そうだね、それに僕らが答えて補足していこう、みんなも思いついた事があったら言ってくれ」
「俺が知りたいのはチョコ先生の歳と、ごめんウソ、俺まで脱線したら修正不可能だわ……このチームの戦力、他チームと事とウチとの差、市との関係……そして暗黙のルールとか知らなきゃアウトな問題、あれば頼むよ」
何で不思議そうな顔してんだ志乃ちゃん、八重ちゃんに至っては猫舌なのか懸命にカップをフーフーして聞いてねぇ感じだが許すよ俺
「市との関係?重要か?私は気にした事が無いぞ?……どうなんだ壱丸さん」
「そこがシィの良いトコだよ……良好、そう言っておこう」
「言っておこう?……引っかかるね、具体的には?そんで壱丸さんも市に何か含みがある様に聞こえたけど、良かったら聞きたいな」
何故か壱丸さんはチョコ先生の方に顔を向け、チョコ先生は苦笑いで答え、手を差し出し話を促した
「向こうの手が足りない時はよく応援要請が来るよ、それに市はたまに幻獣に賞金を掛ける……業界全体に協力的と言っても良いね……そう言った意味の良好、ウチに限らずって事さ」
「そっか……それは理想的な環境だな、いわゆるイリーガルな商売って訳じゃないのか……安心した、で……だが不審と言えば不審か……積極的過ぎない?」
「そう、賞金まで出すのは澄空市だけ、お陰で賞金首が出ると個人でやってる奴らが集まってくる」
「個人?……まぁ居てもおかしくはないか……壱丸さんが引っかかる点は?」
マグカップに口を付け、手を伸ばしカウンターに置くと壱丸さんは煙草を取り出した
喫煙者はこの人だけかな、ゾッキー君は未成年だからな
「その前に……賞金を出す理由は釣られて集まる個人のスカウトだろう……戦力の増強だ……澄空市は他の市、または国を出し抜こうとしてるのかもしれない……まず人材確保、次にアートマの確保だろうね……その前にアートマについて説明しておこう……今だから説明できる事さ」
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